工程は最終段階のハンダ付けです。ステンドグラスの組み方には、大きく分けて2通りあります。一つは伝統的にヨーロッパで培われてきた鉛線組み、もう一つは、アメリカと日本で盛んな銅テープ(ハンダ組み)技法です。ここでは、後者を使います。
コパーテープ部分に融けたハンダが付きます。その前に、ペーストフラックスを塗って、酸化膜を除去して、ハンダがのりやすくします。
ハンダは6-4ハンダと言われる、オーソドックスなものです。
表面のハンダが終わりました。
次は、同様に裏面のハンダです。
ステンドグラスには、表裏の違いが無い場合があります。この作品も屋内の扉に付きますので、表裏がありません。裏も、きれいに仕上げます。裏も終わったら、作品に強度を持たせるために四方に補強枠を付けます。これには断面がH型をした真鍮鋼を用います。
ステンドを囲み、4隅をハンダで止めます。ガラス板は、H鋼の溝にしっかりはめ込まれています。
これで、ハンダは終了です。すっかりステンドグラスらしくなりました。
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