ステンドグラス「藤」は、半田付け工程に入っています

全480ピースの大作「藤」のステンドグラスパネルは、第3コーナー、半田付け作業に入っています。

まず、組み立て用の実物大型紙に、銅テープを巻き終えたピースを、ジグソーパズルの要領で並べます。わくわくする瞬間です(といっても、時間は掛かりますが)。この時初めて、作品の全容が見えてきます。それまでは、完成した雰囲気は全て想像の世界ですので。

 ピース同士が干渉することは有りません。すべてのピースが型紙より0.数ミリ小さく作ってあるからです。ピース同士の間隔を調整して、いざ半田です。まず、液体フラックスを要所要所に塗って、点止めします。これは、仮の半田で、全体をずれなくする役目が有ります。

その後、本半田です。ここでは、ペーストフラックスという薬を併用します。このフラックスで、銅テープ表面の見えない汚れを除去しながら、半田を盛って行きます。半田はガラスには付かず、銅テープにだけ付きます。電子部品のプリント基板の半田と、原理は同じです。下の写真で、左下はまだ点止め、右上は本半田済みです。

 半田は、こんもり高めに盛って、強度を出します。それと同時に、表面に皺が寄らないようにするために、液状化させ表面張力を発揮させます。そうすると、仕上がった半田面に美しいハイライトが輝きます。表面が終わったら、裏面も同様に半田付けします。

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