PC修理

 ここ数週間、うちのDELLマシンの調子が悪いのです。電源を入れても、すぐに落ちてしまいます。この現象が、最初は1日に1回程度。最近は電源投入2回に1回は落ちるので、困っていました。中古マシンなので、補償期間はとっくに終了していますし。
 早速いつもお世話になっているネット中古ショップに連絡し、色々情報をもらいました。最初は電源ユニットの交換です。中古の正常動作する電源ユニットを譲ってもらい、家で付け替えました。
 久しぶりにPC内部を覗きました。DELLマシンは、いつもながらケースとユニットの固定機構が良くできていると感心します。交換は、コネクタの抜き差しを別にすると、ほぼワンタッチです。

写真右上部の横長の金属ボックスが電源ユニットです。
 しかし....  直っておらん。
 予測はしていましたが、がっかりです。
 で、またショップに連絡。今度はマザーボード上の電解コンデンサを疑ってみては、とのアドバイスでした。早速観察すると、1500μF・6.3vの電解コン3個が膨張していました(膨張は不良の目安です)。そのうち1個は頂上から液漏れです。

矢印の3個が不良電解コンデンサ
 コンデンサのメーカー名を見てびっくり、ニチコンです。私が電気工作に凝っていた学生時代から慣れ親しんだ名門メーカーです。そこで、ネットで同様の問題が発生していないか調べて、またびっくり!!
 「DELLのGX270で、ニチコン製コンデンサ不良相次ぐ」とあります。
 そうですか、わかりました。ごちゃごちゃ言わずにコンデンサを交換しましょう。しかし、現在の電子基盤は多層でリードピッチも細かい、関係ないところに半田ごてが当たったら即取り返しのつかない破損に繋がります。が、高校時代から、細いリード線と半田ごてでマイコンを作ってきた私です。出来ないはずはないと言い聞かせて、いざチャレンジ。
 しかし、便利な世の中です。一昔前なら電車で秋葉原に行って、若松通商や秋月、亜土電子といったパーツ屋で部品を買ったものですが、今はネットでいながらにして通販です。1個75円の電解コンデンサを5個注文し、翌々日には着きました。
 まず、マザーボードを本体から慎重に取り出し、不良コンデンサを半田ごてを当てて外します。


手に乗せた3個が不良品。袋の中のがネットで買った新品です。サイズが違いますが、同等仕様品です。
 このコンデンサを、スルーホールを傷つけないように半田付けして完了。
 見事、DELLマシンは復活しました。

 メールの送受信や、ホームページの更新も安心して出来るようになりました。
 今回、約10年ぶりにプリント基板に半田を当てましたが、本当に個々のパーツが細かくなったと実感しました。抵抗なんかケシ粒のようです。自作の時代は終わった、と思いました。

PC修理” への4件のコメント

  1. いゃ~大したもんだね。
    何も知らない人が見たら、この人何者、って感じだよね。
    しかし、「ふくれみかん」のように、一等地にはめ込まれると、作家冥利だろうけど、何十年もそこにあるって考えると結構たいへんだよね。
    大作が続いていますね。それだけ皆からの期待が大きくなったって言うことだからね。すばらしいことです。
    まさに、『一歩一歩、歩を進めれば必ず・・・』だね。
    どんな頂上に立つのか、楽しみにしています。

  2. 癒さん こんにちは
    何十年もそこにあるので、
    最初に「わぁ~素敵」って感動してもらうのも嬉しいですが、
    長く付き合う中で、その作品に愛着を持ってもらえたらなあ、と思っています。
    ですから、「飽きの来ないデザイン」とはどんなだろう、といつも考えています。

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