ヨーロッパ・ステンド紀行 1 (4月10日)

 4月9日から18日までフランス→ベルギー→ドイツとステンドを観る旅をしてきました。
 とにかく貧乏旅行でしたので、飛行機はネットで手に入れた往復7万円の格安チケット。移動は電車と現地友人のマイカー。宿泊はユースホステルと友人宅でした。何より大変だったのが、何処に行くにも重い荷物と一緒だったことです。
 でも、有名どころの大聖堂を確りと廻り、久しぶりに再会した友人達と味わう現地B級グルメは格別でした。
 到着日の9日は、パリのユースに泊まり、次の日から強行軍が始まりました。朝からパリの南、電車で1時間ちょいのモンタルジーにあるアトリエマツダへ向かいました。
 旅行前半は全て電車移動です。その雰囲気を<動画>でご覧下さい。
 アトリエマツダは、私と妻がお世話になったステンド工房で、日本人の松田先生がアトリエを構えています。先生は現在も、ステンドを教えながら現地の教会の修復、個展などを精力的にやっていました。
 少し模様替えされた工房で2時間ほど話し、先生お手製のざる蕎麦をご馳走になりました。

7年ぶりに訪れた松田先生のアトリエにて
 アトリエを後にして乗り合いバスで移動し、まずはモンタルジー市内の教会へ。ここには地方の町のステンドにしては珍しく、日本を題材にした作品が入っていました。

 次にモンタルジー近くのシャトールナーという小さな村へ。ここの丘の上にそびえる古城のような教会には、その外見とは不釣合いと思える前衛的なステンドがはめ込まれていました。

モノトーンの幾何学模様が美しいシャトールナーのステンド
 
シャトールナーは、森に囲まれたおとぎの国のようなところ
 この日の宿泊は、モンタルジー郊外のムッシユ・クリスチョンのお宅。公務員を退職したムッシュとマダムは、パリからこの田園に引っ越してきて、ボランティアで外国人にフランス語を教えています。妻は、フランス留学中、お二人に大変お世話になりました。

ポニーと黒猫が家族の素敵なお宅
 ムッシュのお宅で、フォアグラ、サーモン、シャンパン、貴腐ワイン、シャブリー、ボルドーなどご馳走になり、マダムお手製のリンゴパイで閉めるフルコースでした。

ジョークが絶えないムッシュ・クリスチョンとマダム・ロネ

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