月夜に浮かび上がる桜の老木の絵です。満月は黒雲の隙間から光を放って地上を照らしています。この月の原画は、かつて中秋の名月を15倍の光学ズームで撮影し、そこから水墨画で描き起こしたものを下敷きにしています。桜の木の寿命は50年ほどと聞いていますが、ところどころに銘木と言われる古い桜が存在します。「樹」は年寄でも、毎年咲く「花」は赤ん坊だというところが、植物の面白いところです。老人と赤ん坊が一体になって生活しているわけです。
珍しく黒いベースガラス(光を透過しません)の上に、オパールセントガラスのパウダーを載せて描いています。パウダーの色は、白、黄、ピンク、青、紫、黒の6色です。茶こしで振るったり、水で溶いて塗ったりして、マチエールを適度に残して、その後焼成しています。パウダー載せと焼成は10回ほど繰り返して、レリーフのような凹凸ができています。販売時は木製額に入っています。
サイズ: | ガラス部分:横47cm×縦82cm×厚4mm 額外形:横55cm×縦91cm×厚4.5cm |
設置場所: | 壁の前に吊るす |
制作経緯: | 自主制作 |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2024年 |
ご購入方法: | 当工房から通販で購入→まずはでお問い合わせください 200,000円 (送料込) |
無鉛ステンドグラス(フュージング画)「満月」木製額に入った状態
フュージング画「満月」背面からの光は通しませんので、壁の前に飾ってください
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