色とりどりのガラスフリット(ザラメ状のガラスの粒粒)を透明の板ガラスの上に振り撒いて融着させて作った、フュージング画です。 七宝焼きのように高温(780℃)で焼成し、しかも冷めてから繰り返しフリットガラスを重ねて焼成していますので、 引き込まれるような複雑な色模様です。
黒い輪郭線は、グリザイユと言う(金属粉を主原料とした)伝統的なステンドグラス用顔料で線描きしています。 このグリザイユも、高温で焼成していますので、ガラス面と一体化しています。
この「わるのり猫」シリーズは、2002年から作り続けている定番モチーフです。 擬人化した猫達が、人間が活動を停止する夜中に、街に繰り出して騒ぎ出します。 今回は、音楽好きな猫達が楽器を持ち寄り、月夜のコンサートです。
サイズ: | ガラス本体: 横40cm×縦65.5cm×厚5mm |
設置場所: | イギリス・ロンドンの個人邸 |
制作経緯: | 自主制作 |
制作過程: | 詳しくはブログの記事で |
制作年度: | 2017年 |
(ガラス部分のみ壁の前に置いて撮影)バックライトが無くてもきれいです。
(ガラス部分のみ窓辺に置いて撮影)
取り付け後/This work has been fitted in London.