ステンドグラス作品集 gallery

0357「谷川」

縦長の抽象ステンドグラス作品です。理屈を付ければ、上の方が河の上流、下の方が下流と海、ということになりますが、 実はあまり意味はありません。 題は出来上がってから付けました。
2000年末に行った個展で、作品は制作しませんでしたが、ステンドグラスを実生活の中で活用する実例を提案した、 「ステンドグラス・コーディネート」と題する8枚のスケッチを展示しました。 その中の1枚に、「オフィスビルのエレベーターホール」というのがありましたが、 この作品はそのスケッチに紹介したものの1/2縮小版です。

エレベーターホールは普通無味閑散とした、薄暗い所ですが、 ここに外の光を取り入れたステンドを配すれば素晴らしい空間になると思うのです。
エレベーターホールは、ここにたたずむ時間は意外に長く、しかもイライラしていることが多いですよね。 このわずかな空間に、気の利いた光の芸術を配することは、社員の精神衛生上、 またお客様に好印象を持ってもらえる点でも有効と思えます。
デザインは、あくまで知的で清潔感、透明感のあるもの。

サイズ: 横410mm×縦1160mm
設置場所: 東京都: 個人邸
制作経緯: 自主制作
制作年度: 2001年

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