No.1611

フュージング画

「天女」

フュージング画「天女」
フュージング画「天女」:木製額入り

サイズガラス部分 横460mm×縦805mm×厚4mm×2枚
設置場所未定
制作経緯自主制作
制作年度2014年度
価  格400,000円(額付き)(税抜き・送料込み)在庫あり
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 五重塔などの頂上に、金属製の避雷針のような針が出ているのをご存知でしょうか。 針全体を「相輪」と言って、幾つかの部分で構成されています。 9個の輪が縦に並んだ、「九輪」という部分が一番目立つと思います。 その上に、「水煙」という火炎のデザインの、火事を避けるための装飾が載っています。 現在、薬師寺の東塔が修繕のために分解され、水煙も公開されました。 ここには、飛天が透かし彫りで施されていて、とても優雅な意匠です。 そこで、今回この作品は、水煙の飛天にヒントを得て、私流の水煙を作ってみました。

 フュージング画の技法を使い、長方形の上方1隅に大きなRを設けた形のベースに、裸婦(天女)を白ガラスを使って描き込みました。 白ガラスのパウダーを人型に盛って、焼成することを繰り返し、複雑な濃淡を出しました。 また、爪や眼は、リューターを使って、カメオのように削りだして描きました。

 デザインは、裸婦のデッサンから始まり、白のみのシンプルな造形で立体感が出るような姿勢と、陰影を計画しました。 枝を意識した髪飾りは融けたガラスをピンセットで引き延ばす技法で作り、ネックレスのビーズも別工程で焼成しました。 羽衣の部分は、ピンクと青紫で、この部分のみ色ガラスのパウダーで描きました。

 ガラス本体は、ほぼ透明と白なので、背景が白いと、絵が目立ちません。 ですので、特製の額縁は黒で塗装し、絵が浮き出るようにしました。 写真でガラスが黒っぽく見えるのは、額縁の色が透けて見えているためです。

フュージング画「天女」左側拡大
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フュージング画「天女」右側拡大
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