No.1402

フュージング画

「訶梨帝母」

フュージング画「訶梨帝母」
フュージング画「訶梨帝母」

サイズガラス部分 横480×縦820mm×厚6mm
設置場所未定
制作経緯自主制作
価  格額有り 180,000円(税抜き・送料込み)在庫あり
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制作年度2012年度

 訶梨帝母は鬼子母神とも言います。500人もの子がいて、大変可愛がっていたにもかかわらず、人の子を捕って食べるという鬼神でした。ある日、見かねたお釈迦様が、彼女が最も愛している末子を隠してしまいます。訶梨帝母は気も狂わんばかりに狼狽します。お釈迦様は子を返し、子を失う母親の苦しみを悟らせ、仏法に帰依させました。以後訶梨帝母は、子供と安産の守り神となりました。
 なんとも訶梨帝母にとってご都合の良いお話です。子を食われた親の怒りは収まったのでしょうか。
 訶梨帝母(鬼子母神)はインドの神話では、毘沙門天の部下の武将、般闍迦(パンチーカ)の妻です。 いかにも、人を捕って食いそうな、勇ましい系譜です。 それが、仏教に採り入れられると、やさしい守護神になれるわけです。 日本では、日蓮宗系のお寺にそのお姿を見ることが多いようで、東京都台東区入谷の真源寺が有名ですね。 「おそれいりやの鬼子母神」です。

 さて私の中では、この作品は母子の結びつきの強さを表現したい、というのが当初の目的です。 結びつきとは、愛情もありますし、エゴでもあります。訶梨帝母の逸話はもってこいでした。
 また、私の二人目の娘が小さいときの、まだ中性的な可愛さがあるうちに、作品に残したいと思って、モデルにしました。 ガラスの写真を撮るのは難しいので、このサイトの写真では判り辛いですが、 赤ちゃんのぽちゃぽちゃした感じが、よく出ました。 また、これから子供を育て上げるぞ、という母親の逞しさも表現したつもりです。 ちなみに訶梨帝母が被っている花冠は、石榴の花です。石榴は、訶梨帝母の象徴です。

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