No.0801

ダル・ド・ヴェール

「炎のポスト」

ダル・ド・ヴェールの郵便ポスト
ダル・ド・ヴェール「炎のポスト」

サイズ横390mm×縦485mm×奥330mm(本体部分)
設置場所茨城県: 個人邸 エントランス
制作経緯オーダーメイド
制作年度2006年度
 ダル・ド・ヴェールとは、厚さ20〜25mmのガラス(ダルガラス)をダイナミックに使って作るステンドグラスの新手法です。まず、ダルガラスを鉄の刃に打ちつけて望みの大きさに割り、さらに縁に「ファセット」という貝殻状の剥離割れを施し、光が複雑に屈折するように加工します。このピースを砂を混ぜたエポキシで繋いで1枚のパネルに仕上げます。鉛を使っていないので、風雨に強く、屋外の構造物に適しています。
 今回は、イタリア製の厚さ20mmのダルガラスを用いて、屋外設置用郵便ポストを作りました。色は、暖色系(アンバー2色+オレンジ)のみです。このポストを設置するお宅の前が、比較的人通りの多いところなので、夜、ダルの光で人々を和ませようという意図で、暖かい色を選びました。
 ダル・ド・ヴェールのパネルは、正面+両サイドの3面で、裏面は木枠とアクリルの扉、上面はスレート瓦です。先ず、ダル・ド・ヴェールパネル3面を作り、エポキシと隠しネジで立体に組み立てました。最も苦労したのが雨じまい(雨水の浸入を防ぐこと)で、投げ入れ口と裏扉にインローを施しました。
 また、ポスト内部には蛍光管が仕込んであって、夜になると光センサが作動して、自動的に点灯します。はっきり言って、夜の顔がこの作品の本当の顔です。

ダル・ド・ヴェールの郵便ポスト・拡大
夜、真っ暗な住宅街に、ホワっと、オレンジ色の光が浮かんでいます。

ダル・ド・ヴェールの郵便ポスト・昼
昼の表情は、ちょっと地味ですが、これはこれで渋いか...

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