0624「蔦」と「木もれ日」

【蔦】　透過光ではなく、反射光で見る、珍しい設定のステンドグラスです。取り付けてあるのは、 窓の上部、壁の前面です。下の窓からは、庭の植木が見えますが、ステンドの背後は壁の木目です。
葉の部分のガラスは、反射光でも面白い５種類のオパールセントガラスで、背景はクリアのアンティークガラスです。修正も含めて制作期間２ヶ月の難産でしたが、お客様にも気に入っていただき、嬉しい限りです。額もオリジナルで、板材のくり抜きで作りました。

【木もれ日】　出窓上部を飾る木の葉柄のステンドグラスです。出窓の下2/3は普通に外の景色が見られます。施主様の「キラキラとした木もれ日の感じを出して欲しい」とのご要望で制作しました。この作品では、デザインとガラス選びで、施主様自ら立ち会い提案され、私との合作のような感じで完成しました。オパールセントガラス５種の葉と、アンティークガラスの背景。シンプルだけど飽きの来ない、まさにキラキラした作品に仕上がりました。

達風ステンドグラス「蔦」の部分拡大

達風ステンドグラス「木もれ日」

「蔦」と「木もれ日」