No.0556

ステンドグラス 吊り灯

「安房(あわ)」

安房
ステンドグラス 吊り灯「安房(あわ)」下から見上げて

安房
ステンドグラス 吊り灯「安房(あわ)」横から見て

サイズΦ135×H400mm×3個
設置場所千葉県: 個人邸 階段室
制作経緯オーダーメイド
制作年度2003年度
 唐突ですが南総里見八犬伝というと、小学生の時にNHKでやっていた人形劇「新八犬伝」を思い出します。 辻村ジュサブローさんの作る人形、今は亡き坂本九さんの黒子姿の司会が話題でした。 ご存じ八犬伝は、江戸時代の作家、曲亭馬琴がだらだらと書き綴った史上最長の古典です。 仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字が浮きでた八つの玉を持つ八人の若者=八犬士が織りなす戦国絵巻です。
 さて、先だって八犬伝の舞台である千葉県の南端、館山市のとある別荘にランプ数点をお納めしました。 写真は3個一組の吊り灯です。筒状のランプを階段の吹き抜けに段差をつけてぶら下げました。 別荘にほど近い海岸から眺めた、美しい夕日の「橙」、海に迫る山の「緑」、眼前に広がる海の「青」をモチーフにしました。 それぞれ、輪の模様、葉の模様、波の模様を施しています。
 光の三原色に近い組み合わせなので、その合成色はほぼ白色になります。 実際に、個々の色の派手さとは裏腹に、吹き抜けは落ち着いた自然な光をたたえていました。
 ところで、このステンドグラスを取り付けを手伝ってくれた地元の大工さんが、 なんと八犬士の一人の末裔だそうです。八犬伝は史実ではないはずですが、家系にロマンがあるのがとても羨ましかったです。

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