ステンドグラス作品集 gallery

0282「ひかりの素足」

このステンドグラス パネルは、なんど読み返したかわからないほどに、 繰り返し読んだ宮沢賢治の童話「ひかりの素足」をモチーフにしています。 この話は、男の子の兄弟が吹雪の山で遭難した時、地獄と仏様を体験する仏教童話です。 短い童話なのですが、涙無くして読めません。 最初に読んだのは、自分が高校生の時だったと思いますが、後年自分が子の親になってから読み直して、 さらに感動しました。 しかし、童話で子供が亡くなるという設定は、ちょと反則のような気もします。

ところで、青森から若いご夫婦が、わざわざこの作品を買いに来て下さったんです。 その時の経緯と、後に頂いた感謝のメールはVoiceのページ に載せておきましたので、よろしければご覧ください。

実はひかりの素足をこのステンドグラスパネルにした後、 もう少し違うタッチで描きたいと思い、2年後同タイトルで再チャレンジしました。

サイズ: 横606mm×縦909mm
設置場所: 青森県: 個人邸 玄関入って正面のパーティション
制作経緯: 自主制作
制作年度: 2000年

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