No.0107 , 0108

ステンドグラス パネル

「あけび」(2種)

アケビの窓(1) アケビの窓(2)
ステンドグラス「あけび」

サイズ(1)横530mm×縦651mm/(2)長径510mm×短径410mm
設置場所千葉県: 会社事務所
制作経緯自主制作
制作年度1999年度
 一般家庭向けですが、サッシに取り付けるのではなく、ステンドグラス専用額縁に入れて、窓際に吊るす作品です。 サイズは、(1)が洋画のF15号、(2)は既製の楕円形の額に入るものです。
 ステンドグラスパネルは、普通窓サッシに組み込むことを想像しがちですから、購入はどうしても新築や改築の時、と思ってしまいます。ですから、なかなか手を出しにくい作品となります。今回の作品は、絵画感覚で飾れ、かつその作品は季節などに応じて取り替えられる、手軽なものです。額縁は既製品ですが、ステンド作品が重いので、多少金具で補強しています。吊るすための金具も丈夫なヒートンとクサリを用いています。
 さてデザインの説明ですが、題材は、アケビとヤマネで、季節は9〜10月です。私が中学時代に、学校帰りの山道でよくとったアケビを、思い出しながらデザインしました。今から20年ぐらい前ですが、当時は、横浜市内にもたくさん自然が残っていました。毎年とる木は決まっていて、その在処は仲の良い友達だけしか知らない秘密の場所でもありました。アケビの実は、中心部の白いクリーム状の所を食べるのですが、中に沢山の種が入っていて、あまり食べやすくはありません。しかし、独特のアイスクリーム(?)のような風味は、格別です。ヤマネに関しては、野生のものは見たことがありません。
 アケビの実の外皮は普通褐色ですが、ミツバアケビという薄紫色の外皮を持つ別種もあります。私は両方ともとりましたが、今回は、普通のアケビをデザインしました。この身の外皮がポイントなのですが、ブルズアイ社の淡いオレンジのリングモトルガラスを用いました。茶色のガラスを用いて、写実的に作ってもあまり奇麗に見えそうもなかったからです。うねうねと曲がり絡まるツルもポイントです。 日本画(特に水墨画)のように、少し誇張して表現してみました。
 このステンドグラスは全体的に、淡白な印象ですが、和室の障子の前にでも掛けると落ち着いてよいかもしれません。 また、白い壁の前に斜め下を向くように傾けて取り付け、壁と作品の間に電球を吊るし、作品を裏から照明しても面白いです。

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